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PJ: 安居院 文男

「歴史の1ページだったと気がつくのでは?」=原発都民条例のための署名運動一区切り
2012年02月13日 07:03 JST


歴史では、今がそのときとは気づかないもの=赤門前の署名活動 

【PJニュース2012年2月13日】9日、東大赤門前(東京・文京)に原発都民投票のための署名運動の受任者が5人ほどで署名を募っていた。署名運動は約2カ月かかったが、2月9日で一区切りした。福島第一原発の事故を受けてこのまま原発を稼働して良いのかどうかを、国民投票すべきではないかと、ジャーナリストの今井一(はじめ)氏らが考えたことから始まっている。

今の日本には憲法改正以外で、国民投票はできない。そこで、地方自治法にある条例制定のための直接投票と言う手段を選んだのだ。これは、自治体人員の50分の1の署名で、例えば、大阪府ならば約4万2000人、東京都なら約22万人の署名があれば、知事は条例を制定するための議会を20日以内に開かなくてはならない制度だ。大阪はすでに6万2000人以上を獲得した。東京も23万人は超えそうだが、約1割出るかもしれない無効票も考えて、25万人以上を目指している。

9日に締めて、その後、2月20日に署名簿を選挙管理委員会に提出する。選挙管理委員会は、署名簿を選挙人名簿と照合して審査。約一月後に都民投票条例の制定を都知事に請求する。議会が可決か修正可決すれば条例を公布し、都民投票となる。八王子、府中は3月14日に締め切るので、4月末ぐらいに条例原案を提出する。このまま行くと、6月からの議会で審議と言うことになるようだ。その間にも、都会議員へのロビー活動は続けてゆく。

赤門前で署名活動をしていた請求代表人の古田眞人(まひと)氏メンバーの話を聞いた。

「こういう活動は、特定のイデオロギーや、政党色があるのではないかと、署名する人は気にしてしまうのですが、そのあたりはどうなんでしょうか」
「良く聞かれるのですが、もともと、政党色があるわけではなく、私自身も、メンバーも、東電の事故を受けて、原発可動の是非に、自分たちの意志を直接反映したいと思っているだけの人間です」

話している間にも、何人かが署名してゆく。署名簿を首からさげた、スリムな女性がいた。目黒で小さなアンティーク店を営む、丸子安子(やすこ)さんだ。

「ずっと、署名活動に参加してきましたが、最後の4日間は、店を休んで署名を募っています。子供達の健康と、将来が心配な一人の母親として、参加しています。大げさではなく、振り返ったときに、あの日が歴史の1ページだったと気がつくのではないかと思います。今日は、最終日なので、午後から上野、それから、渋谷駅ハチ公前で、今夜はオールになりますね」

丸子さんがさりげなくほほえんだ。【了】

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PJ 記者