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PJ: 鬼頭 秀彰

タイガー・ウッズの人気凋落に潜む、「思い込み」の怖さ
2009年12月17日 15:52 JST

米USAトゥデー紙が15日に公表した世論調査によると、米プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手(33)の人気が落ち込んできた。4年前の05年6月は全米の成人85%から33%へと好感度が凋落(ちょうらく)している。

「まさか彼が・・・」と思った人は多かったはずで、これは当然の結果なのだろう。

しかし、われわれはウッズ選手のことをどれだけ分かっていたと言えるのか。直接会ったことがないのはもちろんのこと、ゴルフのプレーやインタビューなどで知るだけで、米国民でさえ彼との接点はごくわずかのはずだ。人間は、そうした一面的な情報だけで相手のことを分かったつもりになっていることが、しばしばある。いわゆる「思い込み」だ。それはしばしば凶器にもなる。ウッズ選手の場合も自分自身が考える性格と、周囲が思い込んでいた彼の性格には、おそらく大きなギャップがあったことだろう。

そして今回の彼の一連の行為は、かなり稚拙だ。軽率と言い換えても良い。今回の件は、彼が本来持つ「かなり子供っぽい心の部分」の『反抗』であり、無意識レベルで「カミングアウト」をその心が求めていたのかもしれない。

中には「彼に裏切られた」と感じる人もいるようだが、騒動発覚の前後で彼の性格そのものが変わったわけではない。その人の見方が勝手に変わっただけである。そして、そのいずれもがしょせんは「思い込み」に過ぎない。われわれは相手をもっと多面的に理解する。このことをさらに学ばねばならないだろう。これは、その相手の「あるがままの姿を受け入れる」ということでもあるのだから。【了】

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